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実は鮎の素揚げが好物です

最近紀和町の大和屋へ足繁く通う私。

お目当ては鮎の素揚げ定食。

ほぼ週2で夕飯はここ。「いつものね」でオーダーは通る。

その日によって鮎の大きさや数は変わってくるけれど、どのサイズもとにかく頭の先から尻尾までサクサクモリモリ食べる。

大きさがまちまちなのは、その日に釣れる鮎たち次第だから。「天然物だからね〜」とおやじさんはニヤリと笑う。

 

鮎が好きなのは、父を思い出すからかもしれない。父は3度の飯より、自分の仕事より、大好きな麻雀より、鮎釣りをこよなく愛していた。だから季節になると子供の頃から鮎は食卓にあがっていて馴染みの味だった。

晩年足腰も弱り釣りができなくなっても、鮎の解禁の季節になると父は川に行きたそうだった。そんな懐かしい気持ちにさせる鮎の味はちょっとほろ苦く切ない。だから余計にバリバリ頑張って噛み砕くのだろうか。

 

昨日の夜も帰り際に「今日もおいしかった〜♪」とおやじさんと奥さんに伝えると、

「今年食べられるのはもうあと一回くらいかな〜」と悲しいことを言う。

さて、最後の晩餐はいつにしよう。

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